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3/10 英政治史上最大級スキャンダル「プロフューモ事件」のプロフューモ氏、91歳で逝去

英国の政治史上最大級スキャンダルのひとつとされる「プロフューモ事件」で知られる、保守党の元国防大臣ジョン・プロフューモ氏が、10日未明、入院先のチェルシー&ウエストミンスター病院で、家族に看取られながら、91年の生涯を閉じたことを各メディアが伝えた。

プロフューモ氏は脳卒中を起こし、2日前に病院に運ばれたばかりだったという。

プロフューモ氏はハーローとオックスフォードで教育を受け、将来有望な若き保守党政治家として支持を得、1940年には25歳で下院議員となり、1960年7月には国防大臣に就任した。

しかし、女優のヴァレリー・ホブソンさんを妻としながらも、プロフューモ氏は1961年7月、上流階級に広い人脈を得ていた整骨師で、画家でもあったスティーヴン・ウォード氏に紹介された高級コールガール、クリスティーン・キーラー嬢との情事が明るみに出、しかも、冷戦のピーク時であった当時、キーラー嬢が、ソ連軍人でロンドン大使館員でもあった人物とも関係を持っていたことで大問題に発展した。

国家機密を漏らしたとの容疑がかけられたプロフューモ氏は1963年3月、国会喚問でキーラー嬢との不適切な関係をいったん否認したが、後に下院を欺いたとしてその責任を認め、同年6月に辞任。このスキャンダルは当時のハロルド・マクミラン保守党政権を根底から揺るがし、翌1964年の総選挙で、保守党はハロルド・ウィルソン氏率いる労働党に政権を譲る結果となった。

プロフューモ氏は政界引退後、40年近くもロンドン市内の難民センターで、皿洗いから、政治家だった頃の経験や人脈を駆使しての資金集めといった慈善活動に従事。1975年には名誉大英勲章第三位(CBE)を授与されたほか、1995年にはマーガレット・サッチャー首相から「英国の英雄のひとり」として、同氏の過去の過ちは忘れられるべきとのコメントも受けたという。

プロフューモ氏の訃報に、ブレア首相をはじめとする各方面からは、「偉大な政治家であり、深刻な過ちを犯しはしたが、それを十分に償った」との深い追悼の念が寄せられている。

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