何世紀もの間、その正体について様々な議論が飛び交っているネス湖の怪獣「ネッシー」だが、このほど、ネッシーの正体は実はサーカスで飼われていたゾウが湖で泳いでいる姿を見間違えたものとする、新たな説が提唱されたことを各メディアが伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。
この新説は、グラスゴー大学のハンタリアン博物館長で、古生物学を専門とするニール・クラーク博士が、学術専門誌「Open Geological
Society Journal」の今月号で提唱したもの。
ネッシーの正体としてはこれまで、巨大ウナギや、白亜紀から生き残っている恐竜、湖面に立つさざ波、または単なる想像の産物といった、いろいろな説が出されてきたが、クラーク博士はネッシーについて2年間調査を行なった結果、ネッシーの正体は、サーカスで飼われているゾウが、湖畔での休憩時に水の中を泳いでいるところを、他人が謎の生物と勘違いしたものと主張。
これまで取り沙汰された証拠写真をみても=写真上、怪獣の頭部とされる部分は実はゾウの鼻、怪獣の背中とされる2つのこぶはゾウの頭部と背中が水から突き出たものと説明できるという=同下。
またクラーク博士は、ネス湖には古くから怪獣伝説が伝わっていることについても、「ネッシーの目撃談は20世紀に頻繁に聞かれるようになった」とし、ネッシーがこれほど騒がれるようになったのはごく最近のことであると強調。
ネッシーは1933年に、サーカス団の団長であるバートラム・ミルズという人物が、湖でゾウを泳がせていた時に思いついたものと指摘したという。
ミルズは、ロンドンのサーカスの見世物にするため、この怪獣を捕まえた者には2万ポンド(現在の100万ポンド=約2億円=に相当)の賞金を与えると宣伝。この頃からネッシーの目撃情報が数多く寄せられるようになり、現在に至っていると説明している。
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