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老人への虐待行為は、動物への虐待ほど公共の関心を集めておらず、実際に虐待が起こっていても気づかれなかったり、優先的に扱われなかったりするケースが多いと指摘されたことが伝えられた。
老人虐待問題を扱った、初めての全国キャンペーンを展開している、高齢者の支援チャリティ団体「Help the Aged」が行った調査によると、高齢者の8人に1人が何らかの形で虐待を受けているという事実にもかかわらず、優先的に取り組むべき問題として「老人への虐待」を挙げる人は833人中16名と、全体のわずか2%にしか満たないことが明らかになったという。
同団体ではさらに、老人への虐待問題について早急に取り組むべきであると考えるようになった人は、問題の深刻性を指摘されてはじめて、全体の約3分の2まで増えたとしており、虐待の加害者はほとんどの場合が血縁者であるにもかかわらず、大多数の人が、老人への虐待は老人ホームの職員などによって行われていると考えていると報告されている。
老人への虐待防止キャンペーンを支持している俳優リチャード・ブライアーズさんは、老人への虐待とは何なのかをしっかりと認識することが大切とし、虐待は必ずしも明確に暴力と判定できるものとは限らず、年金をこっそりと横取りしたり、アルツハイマーを患う老齢の親をひっきりなしに怒鳴りちらしたりといった、周囲がなかなか虐待と気づかないような形で起こっている場合もあると示唆した。
「Help the Aged」ではキャンペーン期間中、高齢者への虐待対策団体「Action on Elder Abuse」が運営するヘルプラインを広くアピールする意向。老人が虐待されていると懸念する人は、このヘルプライン(080
8808 8141)に連絡するよう促しているという。
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