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仮釈放期間のあと、仮釈放中の「条件」に従わなかったことを理由に、強制的に刑務所に連れ戻される受刑者は過去5年間で2.5倍に増加。収容人員が限界に達する刑務所も少なくない中、こういった受刑者は、自分がまた刑務所に連れ戻された理由を理解していないケースが多いことが、刑務所の状況調査で新たに明らかになった。
この調査報告によると、仮釈放後に強制的に刑務所に連れ戻された受刑者数は、2000年度には3,182人だったが、2004年度には1万1,081人に増加。あるケースでは、18ヵ月の刑期のうち9ヵ月服役して仮釈放された受刑者が、また刑務所に呼び戻され、刑期が4年も引き延ばされたことを告げる通知を受け取った後に首吊り自殺をしたものの、この措置の詳細と上訴の権利があることを記した文書が届いたのはその翌日であったという。
刑務所の実状調査を行なった検査官は、このような実状を踏まえ、刑務所側や保護監察官などに、仮出獄を含む受刑者の更生システムそのものの見直しを要請。
また、刑務所の改革を目指す団体「the Prison Reform Trust」でも「十分な説明なく受刑者を刑務所に連れ戻すべきではないことは、今回の調査結果からも明らか」とし、現在の更生システムは本来の目的どおりには機能しておらず、受刑者自身や公的資金からの出費で、刑務所内の受刑者を「リサイクル」しているようなものと批判しているという。
しかし、英国政府は、現存のシステムは刑務所に連れ戻された理由を本人に速やかに伝え、その際の必要文書等も受刑者が早急に受け取ることができるよう配慮されているとし、現システムの公正さを主張しているとされる。
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