|
仕事に専念し、子供を持つのを後回しにする女性が増えると共に、いざ子供が欲しくなったときに妊娠が困難になっていたというケースも増加。しかし、このようなキャリア女性向けに、自分の受胎能力を測定する検査キットが発売されることが明らかになり、女性の家族計画に大いに役立つと期待されていることが伝えられた。
英国では多くの女性が30代後半、または40代前半まで受胎が可能と信じ、キャリアップを優先する傾向が強いが、実際には女性の受胎能力は35歳を堺に大きく低下してしまうことが報告されている。
「The Plan Ahead kit」と呼ばれるこのキットによる検査方法は、月経の2日目または3日目に医療機関で血液3ミリリットルを採取してもらい、キットに含まれる容器に入れ、これをさらに特殊な郵送用容器に入れて、専用封筒で研究所に送るだけという。
研究所では血中に含まれる3つのホルモン、インヒビンBと抗ミュラー管ホルモン(AMH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)のレベルを分析することで、その女性の卵巣にはあといくつの卵子が残っているかを示す指数「Ovarian
Reserve Index」を計算。検査結果は2〜3週間で手元に届き、この指数によってその女性の今後2年間における受胎能力が示される仕組みになっているとされ、子供が欲しいにもかかわらず、同年代の平均的レベルより受胎能力が低いと分析された場合には、医師に早急に相談するようすすめられるという。
このキットを開発した、シェフィールド大学のビル・レジャー教授は、「受胎能力低下や閉経時期を前もって知ることによって、女性の予期せぬ苦悩を和らげることができる」と期待。ただ、不妊治療のネットワーク団体「Infertility
Network UK」では、同キットが確かに有益であることには違いないが、受胎が困難になっているケースの原因は年齢だけでなく他にもあることが少なくないので、このキットによる検査結果だけが全てではないと指摘している。
このセットは一式価格179ポンド(約3万5,800円)で、今年末までに発売予定。詳しくはウェブサイトwww.life-style-choices.com
を参照のこと。
© 1999- 2006JAPAN JOURNALS
LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|