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1/25 銅製の彫刻を溶かして売却か――有名彫刻家の作品、盗難が相次ぐ

溶かして金属片にし、売却するのが目的とみられる、有名作家の金属製彫刻作品の盗難が相次ぐ中、このほど新たに、少なくとも8人がかりでないと移動できないとされている、リン・チャドウィック氏の野外彫刻作品「The Watchers」=写真=の一部が盗まれていたことを各メディアが伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。

ロンドン南西部のローハンプトン大学敷地内にあるこの作品は、60万ポンド(約1億2,000万円)ともいわれる銅製の彫刻で、3体の人物像のうち1体が、1月10日から11日にかけて何者かに持ち去られたという。

この彫刻作品はチャドウィック氏が1963年に製作したもので、大学内のダウンシャー・ハウスの庭に展示されていたとされる。

ロンドン周辺部では過去6ヵ月間で、同様の彫刻品盗難事件が約20件も発生しており、メトロポリタン・ポリスの美術品に関する犯罪捜査部では、盗まれた彫刻作品は溶解され、金属片として高値で取引されている可能性が高いと指摘。このような犯罪者は美術品を芸術として味わう気持ちなど持ち合わせていないとして、報奨制度をもうけ、情報提供など一般からの協力を仰いでいるという。

なお、先月には、ハートフォードシャーのヘンリー・ムーア氏に寄与する団体から、300万ポンド(約6億円)ともされるムーア氏の銅製彫刻作品が盗まれたばかり。「Reclining Figure」と題されたこの作品は、1969〜1970年にかけて製作されたもので、国宝級ともみなされているものだが、12月15日に、クレーンを搭載した大型車を使用したとみられる窃盗犯によって持ち去られた。

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