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チョウザメの卵であるキャビアは、世界三大珍味のひとつ。世界で最も高価な食品のひとつでもあり、スプーン一杯が最高75ポンド(約1万5000円)もするというキャビアが、さらに手の届かない贅沢品になる見込みであることが報じられた。
絶滅寸前までに乱獲された野生のチョウザメを保護するため、スイス・ジュネーブに拠点を置くワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動物の種の国際取引に関する条約)本部では3日、野生のチョウザメから収穫されたキャビアの輸入の即時全面禁止を決定。これに伴い現在の在庫が激減し、価格が倍に跳ね上がる可能性が指摘されているという。
また、この規制により、野生のチョウザメから収穫されたキャビアは品質保持期限の切れる3ヵ月ほどで多くの店やレストランから姿を消すことになるとされる。
養殖のチョウザメから取れるキャビアについてはこれからも入手可能なものの、価格が跳ね上がることは必至。しかし、今回の動きは自然保護団体のみならず、英国政府などからも支持されており、英国政府では、この輸入制限は絶滅の危機に瀕した種を保護するために確実な方法だとコメントしているという。
ちなみに毎年、英国では約4トンものキャビアが消費され、その90%はカスピ海原産であるとされているが、人口が英国の10分の1であるスイスでは、年間6トンものキャビアが消費されているという。
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