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英国政府が学校へのコンピューター投資に熱意を見せているのとは対照的に、現場の教師は授業にコンピューターよりも教科書を好む傾向が高まりつつあり、教室に不要なテクノロジーを導入するより、伝統的な授業法の方が効果的とする考えを示していることが調査の結果明らかになった。
英国政府は学校でコンピューターを利用した教育を推進するため、すでに確保している25億ポンド(約5,000億円)のほかに、さらに15億ポンド(約3,000億円)の予算を追加。
しかし、ブリストル大学の研究チームが行った調査では、教師はコンピューターを扱うスキルはあるものの、授業ではコンピューターを単に板書代わりに使っているケースが多く、伝統的な「黒板と講義」という授業形態がコンピューターにとって代わられることはあり得ないとしているほか、特に人文学系や創作的な教科においては、教科書に基づいた「本来」の学習法に比べ、コンピューターはかえって邪魔な存在と考えていることが分かったという。
折りしも、先進国30ヵ国を対象に、90年代の中等教育終了者で「合格」レベル(※)の基本的な学力を習得したとされる人が人口全体に占める割合を元に作成された順位表で、60年代に13位だった英国は22位に大きく転落。トップの韓国では人口の97%が中等教育「合格」レベルの学力を習得しているのにくらべ、英国は全体の71%にとどまり、英国政府の教育政策が実を結んでいない事実が露呈した。ちなみに日本は全体の94%が「合格」れべるを習得しているとされ、ノルウェー(95%)に続いて3位についたという。
※ここでは、英国のGCSE(中等教育修了試験)における、A*、A、B、C、D、E、F(Fは「落第」)の7段階評価のうち、C以上のレベル相当の成績を指す。
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