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「出産の度に仕事を中断したくない」というキャリア・ウーマンや、「これが出産できる最後の機会」と考える年配の女性などが1回の妊娠で家族を「完成」させようと、不妊治療で双子の妊娠を希望するケースが増えていることが伝えられた。
あるプライベートの不妊治療クリニックでは、多い時で患者全体の10%が双子の妊娠を望むとされ、私立の健康管理団体「the Bupa」が経営する東ロンドンの病院では、双子を希望するカップルは過去1年間で20組にものぼったとされる。
産婦人科の医療専門家によると、多くの女性が不妊治療を「一度きりの出産で複数の子供をもつことができる方法」とみなしているとし、クリニック側では初めから双子の妊娠は勧めておらず、患者からの希望があった場合はしっかりと話し合うようにしていると説明。不妊治療で二つの受精卵を着床させたとしても、実際に双子が生まれる可能性はわずか4分の1でしかないという。
不妊治療を管理する政府機関「The Human
Fertilisation and Embryology Authority」では昨年、1回の不妊治療で着床させる受精卵の数を2個までに制限する規制を発表。着床させる受精卵が2個なら子供が生まれる機会もそれだけ増えるものの、双子出産に伴うリスク軽減のためにも、着床受精卵は1個に限るべきとする意見もあるとされる。
双子出産は不妊治療がもたらす最も大きな問題でもあり、双子の場合には子供が脳性小児麻痺を発症する可能性は5倍、妊娠1週目で胎児が死んでしまったり、死産したりする可能性は4倍となるほか、未熟児や低体重児が生まれる可能性も高くなるとされている。
不妊治療の普及と共に、双子や三つ子を出産するケースは大幅に増加。このような多胎妊娠の割合は、1992年には1,000件中12.5件だったが、2002年には15件にも増えており、今では不妊治療で生まれた子供の半数以上が双子や三つ子であることも報告されている。
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