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世界一周の豪華クルーズに出発するはずだった豪華客船「オーロラ」号=写真=が、エンジントラブルで出港を延期。しかし、緊急修理のために主としてサウサンプトン港で11日間に渡り足止めされていた乗客に20日、クルーズそのもののキャンセルが伝えられたことを各メディアが報じた(写真は英国の大衆紙「デイリー・メール」より)。
「オーロラ号」は今月9日に出港を予定していたものの、出港当日にエンジンの異常が発見され、出発を延期。1人最高4万2,000ポンド(約840万円)、平均で1万4,000ポンド(約280万円)という参加費用を支払った乗客1,374人のうち、385人は下船を選択したが、残った大多数の乗客に対しては、出港を待つ間、船内21ヵ所のバーと4ヵ所のレストランにおいて無料で食事とドリンクがサービスされたという。
「オーロラ」号を運営するフェリー会社「P&O」ではエンジンの修理に専念。その後、ソレント海峡とワイト島周辺における試運転で「正常」のサインが出、19日にようやく、93日間の大航海に出発したとされる。
ところが、最初の寄港地スペインのマデイラ島に向かって出港した12時間後、デボンの約40キロ沖で時速約74キロの強風と高波に遭遇。最高速度を出せば、激しい震動と、エンジンのオーバーヒートが起こる可能性も出てきたことから、サウサンプトン港に引き返さざるを得なくなり、乗客には20日午前9時、クルーズのキャンセルが正式に報告された。
「P&O」社では乗客に対して謝罪するとともに、旅費の全額払い戻しと別のクルーズに使用できる無料券を提供。「オーロラ」号の徹底修理に全力を尽くすとしている。今回のクルーズ取りやめによる同社への被害額は2,000万ポンド(約40億円)以上にも及ぶと見られているが、「P&O」社では、「オーロラ」号の修理後に予定している短期クルーズによる収益で十分カバーできると見ているという。
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