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公立校の教育水準に満足できず、だからといって私立校に子供を通わせる経済的余裕はないという英国の保護者の間で、子供に算数や英語の基礎学力を身に付けさせるため、公文式教室が大人気となっていることが伝えられた。
公文式学習法は1950年代に、日本で算数と挌闘する息子を助けようと、教師であった公文公(くもん とおる)氏が簡単なものから難しい問題へと段階を追ってドリル学習できる問題集を考案したことがきっかけで生まれ、やがて世界43ヵ国に広まった。英国では1991年に初めて紹介され、現在では全国560ヵ所の教室で4万8,000人の子供たちが学習しているという。受け入れ年齢は5〜11歳がほとんどで、教室によっては3歳から受け入れるところもある。
英国では算数と英語の2教科のコースがあるが、公立学校での算数教育のレベル低下を反映して算数が最も人気のコースとなっており、18段階それぞれのレベルで約200種類のワークシートをこなすことになるという。算数では計算機(英国の試験では計算機の使用が認められることも多い)の使用が禁止され、与えられたワークシートを完璧にマスターした場合のみ、次の段階に移れることから、わからないところがそのままになってしまうことがないとされている。
日本の公文式教育教育研究所の英国支部にあたる「Kumon Educational」では、学習の基礎となる部分を、理解するまで繰り返すという公文式学習法は、英国では50年代や60年代には普通に公立校で行われていたこととし、公文式教室は基礎学力の定着という、英国教育が見失った部分を補っていると説明。また公文式学習法は、15〜20分と短い時間における学習を毎日行うことにより、子供が学習習慣を身に付けることをめざしており、基礎学力だけでなく、将来の学習環境に適応していく能力を養うことも可能とされている。
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