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時間
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体験記録
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4:15
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起床。今日は記念すべき海釣りデビューの日。前日(土曜日の夜)
は興奮したのか12時過ぎまで眠れなかった。船酔いに寝不足は大敵
だと聞いてはいたが仕方がない。船酔い止めの薬を飲むのにそなえ、
シリアルを軽く胃に入れ、身支度を整えていざ出立。
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5:15
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編集長と合流、車でブライトンへ向かう。 |
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6:40
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ブライトン・マリーナ着。市内に入ったら「Marina」の文字を追って走れば問題なく見つかるはず。市の一番にぎやかなエリアからみると、マリーナはその東に位置する。すぐそばにショッピング・センター用の大きな立体駐車場(日曜日は無料)があるので、そこに車を止め、荷物を持ってマリーナへと向かった。
駐車場とマリーナの間にあるマクドナルドで、すでにグループのメンバー数人が軽い朝食をとっているのが目に入った。船酔いを恐れる筆者はこの段階での飲食は控えることにし、持参した水で酔い止め薬を服用。効いてくれますように。
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6:55
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マリーナで他のメンバーの後を追い、『グレイ・バイキングII』号が係留されているベイへ。スキッパーのアランは準備に忙しそうだ。メンバーのうち2人が、マリーナにある釣り具店へエサを買いにいくというのでついて行く。参加メンバーは9名。人数を告げれば店で適当な量のエサをみつくろってくれるそうだが、この時は20ポンド分を注文。ムカデのような形のゴカイ(ragworm)、イカ、マテ貝(razor
clam)など。
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ブライトンのマリーナにある釣り具店「The
Tackle Box」(本誌15ページ参照)では、釣り関連用品各種、新鮮な(!)エサなどが早朝から購入できる。
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7:20
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ボートに戻り、いよいよ出港。まず、くじ引きで場所を決める。船の「おしり」が一番良く釣れるとのこと。筆者はその「おしり」の真ん中をゲット。ふだんはくじ運の良くない筆者だが、これは幸先(さいさき)が良さそう!?
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7:30
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ひとつ目のポイントに到着。エンジンを止め、準備ができたメンバーから釣り糸を垂らし始める。まったく右も左もわからない筆者は、アランが来てくれるまで待機。まず釣り竿を借りて、持ち方から教わる。グリップをおへそのあたりで支え、左手の親指以外でグリップを握る。左手の親指で調整しつつ(親指を離すと釣り糸がリリースされる)リールに巻きつけられた釣り糸を徐々におろしていく。右手は、釣り糸をいつでも巻上げられるようにリールにそえる。
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小さなナイフでエサを適当な大きさに切って釣り針につける。魚に簡単にとられないよう、ジグザグの串刺し風に刺すなど工夫が必要。また、エサはすぐに乾いてしまうので使うまで新聞紙にくるんでおくこと。
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| 7:40 |
メンバーに初めてのアタリ。白石さん(右ページ参照)が一番乗りでサバ2尾を釣り上げた。続いて、仁美さん(本ページ、右斜め上の写真参照)にもサバがきたが、他のメンバーの釣り竿は沈黙。アランいわく、前日まで3週間シケ続きで、その日は朝から快晴だったものの海はかなりにごっており、釣れづらいのだろう、とのこと。ポイントを変えることになり、移動。
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8:00
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2つ目のポイントに到着。北原さんサバ1、アランにもサバ1。
しかし、依然として船上には活気が訪れない。
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8:10
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3つ目のポイントに移動。
北原さんによると、アランはきわめて良心的なスキッパーとのこと。スキッパーはみなそれぞれ、「ここならこの魚が釣れる」というポイントをいくつも知っているが、移動すると当然、燃料を消費する。燃料代をケチってなかなか移動してくれないスキッパーもいるとか。
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在英25年、英国での釣り歴20年という北原洋一さん。船上でのみならず、本稿執筆にあたり様々なご助言・ご指導をいただいた。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
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8:35
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サバ以外の魚をようやくゲット。スズキだ。釣ったのは仁美さん。ただ、英国では釣れたスズキが38センチ未満だった場合はただちに放流することが義務付けられている(大きさは魚の種類によって異なる)。このスズキも38センチには若干届かず、海へ帰すことになった。残念。
この後、立て続けに仁美さんにホワイティング(タラの一種)1、サバ1。また、椙山(すぎやま)さん(ページ下部参照)にアジ2。

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毎年、春から秋にかけて、月に1度は釣り仲間を募って日帰り釣りツアーに出かけるという広瀬誠さん(「寿司若」のオーナーシェフ)=写真左。写真中央は広瀬さんの長女の仁美さん(シェフとして、「寿司若」で修行中。お父さんの代わりを務め、寿司カウンターに立つこともある)。仁美さんの釣ったスズキの大きさを、アラン=同右=が物差しで測っているところ。このスズキは規定に足りず、海にリリース。
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8:50
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4つ目のポイントに移動。アランはここにアンカー(いかり)を下ろし、しばらくとどまることを伝達。ブライトン沖は海底が砂地のところが少なくないが、このあたりは岩が多く、タイが好んで住むとのこと。
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9:20
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釣り竿をしっかり握り締めて、ひたすら釣り糸を垂れる筆者の手が何かを感じた。生まれて初めてのアタリだ!
どうして良いかわからず、アランに来てもらった。アランにいわれるがまま、懸命にリールを巻く。水面近くに何かが見えてきた…。
なんと、サメ!!
大網で受けて船上まで引き上げた後、アランが丁寧に釣り針を口からはずし、海に返還。初釣果がサメとは…。それでも「なかなか大きいサメだったよ」と、アランに慰められ、ちょっぴりうれしい気持ちになる。ゲンキンなものだ。
気持ちを切り替えるため(?)、広瀬さんと仁美さんの手作りのお弁当をいただくことにする。こんな豪華なお弁当付き釣りツアーは、なかなかないだろう。休みなく釣れるわけではないので、食べ物、飲み物はふんだんに持っていくことをお薦めする(これがまた楽しい!)。おにぎりやいなり寿司など、手でつまめるものが便利。ブーツや、スーパーでも買えるウエットティッシュも大活躍。なお、船酔いがまだ心配だったため、飲み物はビールではなく水にした。
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へっぴり腰で、肩にも力が入り、目もあてられないほどひどい筆者の釣り姿だが、そんなことに構っている余裕なし!
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このサメといい、ドッグフィッシュといい、水の中に独特の長い姿かたちが見えると、「カンベンして〜、こないでくれ〜」と言いたくなる。
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9:30
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編集長にもアタリが!
ちっちゃーいサバ1尾=右写真。先を越されてしまった…。仁美さんにもサバ1。
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9:45
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筆者の左隣で釣り糸を垂れていた久原(くはら)さんに大きなスズキがきた。2.5キロ級という。うらやましい…。
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10:00
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複数のメンバーから、次々に「またドッグフィッシュだ〜」の声があがる。この魚、日本人アングラーの間では不人気で、持ち帰る人は少ない。ただし英国のフィッシュ&チップス店では、現在はコッドが主役だが、伝統的にはこのドッグフィッシュ(アブラツノザメ)が用いられていたという。店によっては今もこのドッグフィッシュがメニューに含まれている(コッドとサバの中間のような味)。背はザラザラとしており、実際にヤスリとして利用されていた時代もあるほどなので、取り扱いには注意が必要。うっかり素手でさわると、皮膚がズルリとむけてしまうとのこと!
アランが常備している特殊加工の軍手(コーティングしてあり、かなり厚手)で胴体と尾を同時につかみくの字に曲げて、釣り針をとり海にリリース。この日、ドッグフィッシュは大漁だった…。
| 船でのエチケット
★オモリを船体にぶつけない!
オモリを手元に引き寄せるとき、船体にぶつけないよう注意。ボートは車同様、スキッパーの大切な私的財産。傷をつけないように注意。
★ドッグフィッシュを釣ったら、口は海に向ける
ドッグフィッシュは抵抗時に体内から液状のものを吐く。これが甲板に付着すると染みになりなかなかとれないという。
★その他
たとえ自分がボーズ(釣果ゼロ)であっても、くさらない、うらやまない。次回、がんばりましょう! また、喫煙者はできれば携帯灰皿を持参したいもの。
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この日の「大物賞」というべきスズキを釣った、久原(くはら)和征さん。隣に立つアランとともに、満面の笑顔。 |
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| 10:40 |
広瀬さんにソーンバック・レイ(thornback
ray=ウチワザメ科。エイの仲間)がきたが、大網で捕獲する前に逃げられてしまった。
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| 11:00 |
白石さんにタイ2。ただ、どちらも小さかったためリリース。北原さんにトープ・シャーク(ドチザメの仲間)、これもリリース。
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11:30
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アランにサバ1。
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11:45 |
仁美さんに、美味な魚として知られるガーナード(gurnard=ホウボウ)がきたが、小さいためリリース。 |
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11:50 |
満潮(High Tide)。この前後は「潮止まり」といわれ、潮が動かず、魚も活動を停止するのが普通。メンバーはお弁当&ドリンク・タイムと決め込みリラックス。
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12:10
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白石さんアジ2。
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| 12:20 |
広瀬さんサバ2、白石さんアジ1。
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| 12:35 |
白石さん、またまたアジ2。筆者の左隣の久原さんにはスズキの大物がきたし、右隣の白石さんはコンスタントにアジ、スズキ、タイがくる…。筆者にこないのは、このお2人のせい?と思いたくなってしまった。
筆者の右隣で、スズキ、アジ、サバを次々と釣り上げていた白石治さん(神戸の西、垂水ご出身で、そこで釣りを始めたとのこと)=写真左=と、購入したてのおニューの竿でこの日、釣りに挑んだ椙山(すぎやま)誠也さん。マイ釣り竿の威力はバッチリ!
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| 13:00 |
北原さんにスズキ。38センチにわずかに足りずリリース。
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アタリすらなく、しょんぼり状態が続く筆者や編集長を横目に、船の左舷で仲良く並んで釣り糸を垂れ、アジにスズキに、ホウボウにサバ…と、バラエティ豊かに、しかもコンスタントに釣り上げていた、広瀬さん親子。
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なぜか、この日はドッグフィッシュにエラく好かれてしまった渋谷大輔さん。ほんとうは、こんな大物(巨大なタラ。冬の釣りツアーにて)を釣ることもあるということで、名誉挽回のため、その時の写真で登場。
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| 13:40 |
広瀬さんにサバ1、仁美さんにアジ1、サバ1、椙山さんにサバ1。
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| 13:55 |
アランから「2時半になったらマリーナに引き上げる」と告げられる。今日はこれまでかと思い、すでにあきらめモードの筆者。やはりイマイチという編集長に頼んで、気分転換のため、場所をかわってもらった。
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苦節(?)六時間! ようやく本当の釣果にめぐまれ、心底ほっとした。かかってくれてありがとう!
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| 14:00 |
なんとなく、釣り竿が重いと感じ、リールの巻き上げを開始。海底の何かにひっかかった(この日は、その感触の繰り返し)と思った筆者だったが、釣り糸の先に白いものが見えるのを確認。再びアランに来てもらう。アジだ〜!
編集長に、場所をかわってもらったことを感謝した。これで、体験談もなんとか「かっこう」がつく。安心したとたん、極度の疲労が襲ってきた。疲れた!
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| 14:30 |
アランがアンカーを巻き上げ、エンジンをスタート。ポイントを離れ、帰路についた。
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| 15:00 |
マリーナに帰着。解散。午後5時ごろになると市内の大渋滞に巻き込まれると聞いて、急いでブライトンの町を出た。お疲れ様でした!
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