豆はスーパーフード! 豆が大変! |
| 影の主役 かなり地味なイメージだが、意外と誰もがいつの間にか知らない間に摂取していることが多い豆。特に外食をする場合、中華料理でもイタリアンでも韓国料理でもトルコ料理でも、必ずといっていいほど豆がこっそりといい仕事をしている。大豆から作られた味噌や醤油を味付けの基本にしている日本食も、豆の恩恵を大いに受けている料理のひとつといえる。 |
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| 中華の定番、麻婆豆腐=写真右上=に入っている豆板醤の原料も豆。韓国料理に欠かせないコチュジャンにも豆が使われている。また、イタリアの母の味、ミネストローネ=同右下=には、ヒヨコマメやサヤインゲンが入っていることが多い。 | |
| 栄養満点 日本では大豆が「畑の肉」と呼ばれるが、大豆に限らず豆は全般に高たんぱく質であることから、肉を食べないベジタリアンの貴重なたんぱく源とされている。また、意外にも繊維が殊のほか豊富で、ゴボウの2倍もの食物繊維が含まれる種類もあり、便秘解消、動脈硬化や糖尿病の予防に効果があるほか、満腹感を得やすいため食べすぎも防げる。さらに、不足すると疲れやすくなったり精神的に不安定になったりするといわれるビタミンB1を多く含むほか、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊かであるため、特にヘルシー志向の人々の間で大注目を浴びている。 |
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| 安い どんなにおいしくて栄養満点でも、値段が高いとふだんの生活に取り入れにくい。その点、豆はなんといっても安い! 健康的な食品は往々にして高価なものが多いが、豆の場合、1人が1回に消費するのは10ペンス(約20円)程度。しかも豆そのものが食事の主役になることはあまりなく、さまざまな料理にいろいろな形で応用して取り入れることができる。肉や魚、野菜などほかの食材にプラスすれば、大家族の家計も大助かりだ。 |
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| 簡単&便利 どういうわけか「面倒くさい」というイメージの強い豆料理だが、実はとっても便利な食材。乾燥豆ならそのまま常温で長期保存しておけるし、ゆでたものでも冷凍すれば1ヵ月程度は保存がきく。たしかに下ごしらえが必要なので、「今すぐ食べたい!」と思ってから、「水で6時間戻して~、じっくり煮込んで~」と、一からスタートしていたら飢え死にしてしまいそうだが、時間がある際に大量の豆を一気にゆでて冷凍しておけば、いつでもサッと取り出して使えるので、むしろ忙しい人の強~い味方。 |
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| やってみよう! 豆の下ごしらえ 乾燥豆は食べる前に下準備が必要。実はこれに時間がかかるため、豆は「面倒くさい食材」だと思われがち。でも要は水に浸してゆでるだけだ。これさえすれば、豆は使いたい時にサッと使えるスーパー食材に早がわり。どの豆も下ごしらえの基本は同じ。また、レンズマメのように下ごしらえ不要の乾燥豆もある。うまく使い分けよう。 ①水に浸す
How to 保存 下ゆでした豆は室温で放置すると細菌が繁殖しやすいので、できるだけ早く冷ます。2~3日以内に使う予定であれば、プラスチックの密封容器などに入れて冷蔵庫に入れておく。冷凍する場合は1回に使う量ずつ小分けにしてジッパー付き食品用小袋などに入れて冷凍庫へ。1ヵ月を目安に使い切る。豆を煮たあとに残ったゆで汁は栄養満点。豆のコクや旨みが溶け出ているので捨てるのはもったいない。豆同様保存して、煮汁やスープの元として利用しよう。製氷皿で凍らせてキューブ状にしておくと使いやすい。 |
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| 作ってみよう! 世界各国の豆料理を気軽に楽しめるのは、世界中から人と文化が集まるロンドンならでは。でも、「食べたことはあるけど作ったことはない」という豆料理も多いのでは? ここでは、ロンドンでなじみの深い豆料理のレシピをいくつかご紹介! |
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英語 豆知識身近な食物である豆は、日常会話の中にも多く登場する。ここでは、豆beanを使ったおもしろい言い回しをいくつかご紹介。どれも頻度の高い『使える』フレーズ! ● not have a bean= 一文なし My pay-day comes tomorrow. I don't have a bean to spend tonight! 「給料日は明日。今夜は使えるお金がない!」 ● to spill the beans = 秘密をばらす John spilled the beans to my wife on my affair with a young girl. 「ジョンのせいで、若いコとの浮気が妻にばれた…」 ● do not know beans about something = ○○について、これっぽっちも知らない I don't know beans about wine.「ワインに関する知識はこれっぽっちもありません」 ● know one beans / know how many beans make five = とても賢い/博識だ She is called a walking encyclopaedia, for she knows her beans. 「彼女は何でも知っているので『歩く百科事典』と呼ばれている」 |
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| おならの話 ほとんどの豆に含まれるオリゴ糖は、人間の大腸内にいる善玉菌の代表選手ビフィズス菌の大好物。ビフィズス菌はオリゴ糖を分解して腸を健康な状態に保つ酸を出すが、副産物としてガスも発生させてしまう。さらに豆には腸の働きを活発にする繊維も豊富に含まれていることから、豆を食べるとおならが出やすくなるのだ。これは善玉菌が活発に活動している証拠。善玉菌が活躍すれば、便秘解消や肥満防止のほか、動脈硬化予防、老化防止も期待できる。
しかしだからといって、いつでもどこでもおならをするわけにはいかない。ガスを抑えたいなら、豆料理にニンニクやコリアンダー、クミンを組み合わせるといいとされる。また、アズキやレンズマメなどは比較的消化しやすく、ガスの発生が少ない。ところで、英語のわらべ歌に「Beans, beans, the musical fruit♪(豆、豆、音を出すくだもの♪)」というのがある。豆を食べるとおならが出ることから、いつからか歌われるようになったものだ。ちなみにお気づきのようにこの歌では豆をくだものと呼んでいる。これは間違いではなく、学術的にも豆はくだものに分類される。 |
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| 注意 豆の毒性 豆を水に浸けたりゆでたりするのは、豆を食べやすくするためというよりは食べられるようにするため。ほとんどの豆には毒素があり、誤った食べ方をすると健康を損なう危険がある。 とくにインゲンに含まれるレクチンは毒性が強く、2006年には日本のテレビ番組で紹介された、白インゲンを使ったダイエット法を試した人々が下痢や嘔吐に見舞われ問題になった。これは、豆の調理時間が十分でなかったために起こった悲劇。豆は加熱が足りないと、生の状態の時よりむしろ毒性が増すのだ。 こう書くと恐ろしくて食べる気が失せるかもしれないが、上記のとおり、水に浸して下ゆでする工程をしっかりやれば豆を安全に楽しむことができる。豆の袋にある説明書きも参考にしよう。 どうしても心配という人には、缶入りの豆がおすすめ。缶入りの豆はすでに下ごしらえが済んだ状態になっているので安心である上、取り扱いが極めて簡単。 |
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